G.17.4.1.6.1 QCEの計算
予想曲げ強度は、ビーム要素またはコラム要素について次の手段で評価されます。
ビーム
軸方向荷重が無視できる曲げ作用下にある構造用鋼材の要素の強度は、このセクションに従って計算されます。
ビーム構成要素の予想曲げ強度QCEは、式1-6-3を使用して決定されます。非線形プロシージャでは、ビームの曲げ動作は変形制御と見なされます。許容塑性回転変形は、式1-6-1および1-6-2(FEMA 356のセクション5.5.2.2.2および5.5.2.3.2を参照)に示されているとおりです。
コラム
このセクションは、無視できない軸方向荷重が存在する構造用鋼要素の曲げ強度と軸方向の強度を評価するために使用されます。これらの操作は、力制御と見なされます。
軸方向圧縮下での鋼製コラムの下限強度QCLは、コラム座屈、ローカルフランジ座屈、またはローカルウェブ座屈の限界状態で得られた最低値と見なされます。実効設計強度または下限軸方向圧縮強度P CLは、LRFD法に従って計算され、φ = 1.0を設定し、降伏強度には下限強度FyLBを使用します。引張におけるコラムの予想される軸方向強度QCEは、式(1-6-1-1)に従って計算されます(FEMA 356のセクション5.5.2.3.2を参照)。
QCE = TCE = AcFye | (1-6-1-1) |
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目標変位での軸方向荷重がPCLの50%未満であるコラムの曲げ荷重は、変形制御と見なされ、コラムの最大許容塑性回転要求(ラジアン単位)は、存在する軸方向荷重と断面のコンパクト性に応じて、表1.5.1および1.5.2に示されているとおりです。
目標変位での軸方向荷重がPCLの50%以上であるコラムの曲げ荷重は、力制御と見なされ、式(1-6-1-2)に準拠します(FEMA 356のセクション5.5.2.4.2を参照)。
PUF/(2·PCL) + Mx/(mxMCEx) + My/(myMCEy) ≤ 1.0 | (1-6-1-2) |
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